作業服といえば父親の姿を思い出す

私が「作業服」と聞いて最初に思い出すのは、父親の姿です。現在はもう定年退職していますが、以前は自動車整備士の仕事をしており、30年程整備工場に勤めていました。通勤着といえば、つなぎの作業服とキャップ、首にはタオルです。休みの日も自宅のガレージにこもって車をいじったり、DIYをするときは作業服姿だったので、子供の頃の私にとっては、普通の服の印象の方が薄いくらいです。

でも、父親は作業服姿が一番かっこいいと思っていました。定年退職した今でも、昔ほど外へ出て作業をすることはありませんが、時々昔のようにつなぎの作業服とキャップ、首にはタオル姿で外に出ています。顔はずいぶん年を取りましたが、実家に帰りその父親の姿をみると、子供の頃を思い出し、懐かしいような不思議な気分になります。私服には全くこだわりのない父親で、スーツを着るのが一番嫌いと言っているので、ちょっと縁起でもない話かもしれませんが、もし父が亡くなった時には、つなぎの作業服とキャップ、首にはタオル姿で棺に入れてあげたいなと考えてしまいました。まだまだ元気なので、そんな話父親にしたらものすごく怒られそうですけどね。母親はもう亡くなってしまいましたが、きっと父の作業着姿をかっこいいと思っていたのではないかなと思います。