子供の頃読んだ物語の中のお酒。日本酒にイメージ通りの物が。

nihonshu11日本酒というとすぐに思い出す、子供の頃読んだお酒にまつわる物語があります。内容はうろ覚えなのですが、魔法のハンカチを広げるとそこに小人の3人家族が現れて、ハンカチの上でお花を育ててお酒を作ってくれるというファンタジーでした。ハンカチの持ち主が欲を張って徐々にハンカチを大きくすると(そうすると作られるお酒の量が増えるのです)、小人たちは疲れて幸せそうでなくなってしまった…という教訓に満ちた内容なのですが、もちろん私が興味を持ったのは「どんな味のお酒なのか?」という点でした。小人には申し訳ないですけれどね。
長じて飲酒が許される年になり、それなりの飲兵衛に成長した私は、ある日菊水という日本酒と出会いました。飲んだ瞬間、こっくりと重い甘い味に「あっ小人のお酒!」と思ったものです。

以来菊水は私にとって特別なお酒として君臨しています。
物語のお姉さんは仕事で疲れた時に、小人のお酒に出会い夢中になります。私も疲れた時に菊水を飲むと、その甘味にほっとした気持ちになります。人生、なかなか物語の中の食べ物を味わう機会というのはありませんよね。そういった中でこのお酒とは幸福な出会い方をしたなと、飲むたびにほんのり酔った気持ちになります。